「DOMANI・明日展」
行ったらちょうど、一番奥の展示室で
津田睦美さんとrimaconaさんの
ギャラリートークandコンサートをやっているとのことだったので、
とりあえず、その部屋へ直行。
rimaconaさんて知らなかったんだけど、
ヴォーカルの方は自分でも個展とかやっているんですね。
津田さんの教え子だったとか、、多才だわ。
津田さんはニューカレドニアの日系移民の子孫と
その歴史をテーマに、写真や映像で作品を発表している方。
ニューカレドニアの日本人移民の事はよく知らなかったのだけど、
こんな歴史があったのですね。
麻生総理からの「ご苦労様」の賞状が飾られていて、泣きそうになった。
ようやく、麻生総理の時代に認められたという事だものね。
ニューカレドニアで生まれ、オーストラリアで抑留を体験した、作品のモデルでもある、おばあちゃん2人とおじいちゃん1人も
来ていらして、ギャラリートークの後、
お客さんと気軽にお話しされていました。
マブイの往来 ←津田さん著書
でも、今回の展覧会では
正直、これといって気になるような、
心ひかれるような作品は一つもなかった。
制度発足45周年の特別展示で、
研修制度を経験したベテラン作家の新作の展示もあって、
その中では、
池田 宗弘M.A.の「旅人(元気で暮らせ)」というタイトルの
真鍮で出来た彫刻は、
家に飾ってみたいなと思う作品で、唯一惹かれた作品でした。
なぜか木の枝の所にクモがいて、蜘蛛の巣が張っていてビックリ。
丁度、私の前に見ていた人が係の人に教えあげていたようでよかった。
まさかの、蜘蛛の巣w
この方、旅人シリーズを作っているようで、有名なのですね。
知らなかった。。
旅人(元気で暮らせ)の画像見つからず。残念。
「国立新美術館開館5周年 野田裕示 絵画のかたち/絵画の姿」
本当は昨年に開催する予定だった展覧会。
すげーなーとは思うんだけど、
やっぱり、近代美術はあまり理解できないんだよな。。
最後に飾られている、
この展覧会用に制作されたとても大きな作品があって、
制作過程のVTRが流れていて、
こうやって作るんだ凄いなって思った。
けれど、
10年後にも、20年後にも、100年後にも
残っている作品なんだろうか?
とも思った。
野田さんは作品をすべて通し番号にしていて、
「WORK1234」と名前がついているのだけど、
まさにWORKなんだと思った。
ARTじゃなくてWORK。
もし、劣化したり、
修復すべき価値が今後ついたとしても
修繕が出来るのだろうか。
修復してまで、何百年も残していく価値のあるような作品を
作れるような人物は現代にいるのだろうか?
現れるのだろうか。
そんな事を考えた。
後世の人が見て、
「これ、凄いから残そうぜ」
とか、思うのかとかそういう事。