「オルセー美術館展2010−ポスト印象派」
エドガー・ドガ『階段を上がる踊り子』
やけに横長のキャンバス。
ジョン・シンガー・サージェント『ラ・カルメンシータ』
優美さと気品と華やかさが凄い。
「どうだー!」って感じ。自信と気高さ。
とりあえず、上の2作品が1番目、2番目に展示されているんだけど、
この2作品を見ただけで満足なくらいです。
個人的に、サージェントが好きなだけなのですけどねw
ジョルジュ・レメン『ハイストの浜辺』
点描の作品なんだけど、色づかいがとてもきれい。
点描って色が薄いなぁって感じる作品が多いんだけど、
鮮やかで、景色にとけ込むようなこの感じには目を奪われました。
フェリックス・ヴァロットン『ボール』
この感じはなんだろなぁー?
って思いながら見ていたら、
「そっか!鳥瞰図だからだ!」
って気がついた。
鳥瞰図で描かれているのって珍しいよね。
フィンセント・ファン・ゴッホ『星降る夜』
この画の前は一番の人だかりだった。
一番前で近くで見ると全く綺麗じゃないのに、
ちょっと離れてみると、、
なんだろう、、、星が一気に輝いた。
この絵の上部真ん中、夜空に浮かぶ星をつなげていくと北斗七星。
ギュスターヴ・モロー『オルフェウスの首を運ぶトラキアの娘』
トラキアの若い娘は 八つ裂きにされ死したオルフェウスの首と 艶やかな竪琴を大事そうに抱えながら、 穏やかな表情のオルフェウスへと静かに視線を向けている
「生首を持つ女」という残酷な画なのに、
それを感じさせない所が、モローの神髄なんだろな。
オルフェウスの物語 ―女と生首II