フェルメール
フェルメール展といいつつ、
フェルメール作品ほぼ無いやん!と思ったら、
フェルメール の 「地理学者」とオランダフランドル絵画展なのね。
騙されたわー(−_−#)
フェルメール作品、この一点だけなんだもの。
悔しいから、「地理学者」の前に置いてある
ソファーに座って、10分ほど居眠りしてやったわ。
どうも、こういうタイトルの付け方は文化村の得意技らしく、
4回しか行ったことない私見事に騙されましたわ。上手いわー。
「地理学者」の着ている洋服は
「ヤポンスロック」(日本の着衣)と呼ばれていて、
当時、オランダ富裕層のステイタスシンボルだったのだそうです。
松浦史料博物館所蔵の
現存する世界最古の地球儀である
『ファルク地球儀・天球儀』が展示してあったのだけど、
まじ素敵。ほしい。
てか、この展示がなにげにすげぇんじゃないかと思ったり、、。
↓これはレプリカ
あと、神戸市立博物館所蔵のファルクの地図!
まじ素敵。ほしい。
「地誌と風景画」のコーナーの説明文
「風景」は17世紀になると宗教画や神話の舞台としてではなく、
独立した主題として浸透し、次第に専門分野へと細分化していった。
16世紀末のアントワープではスペイン軍により包囲され
町を離れることを余儀なくされた市民にとって
都市景観が故郷を思い起こさせるものとして繰り返し描かれた。
一方、北海に面した地理から直接影響を受けたオランダでは、
海景画の分野が発展し、自然の猛威をふるう海と文明社会との間の緩衝地帯ともいえる
海岸の砂丘が新しい主題として登場した。
風景は1650年頃にはオランダで最も重要なジャンルとなり、
画家たちは身近な風景を特定可能な「自分たちの」土地として、
それぞれの感性によって、誇りを持って描き出したのである。」
「自然の猛威をふるう海と文明社会との間の
緩衝地帯ともいえる海岸の砂丘が新しい主題として登場した。」
ってところに、
いつの世も、「自然の猛威と海と文明」は切り離せないモノなのだな、
と考え深かった。