2016年2月28日日曜日

中村屋とDNPとピカソ

まずは、中村屋サロン美術館


企画展の
「新宿区立新宿歴史博物館・中村屋サロン美術館協働企画
浮世絵 ・水彩画に見る 新宿風景展 江戸から昭和まで」を。

世界有数の大繁華街“新宿”。しかし江戸時代は「四谷新宿馬の糞」と言われ、甲州街道の宿場町として荷馬車が頻繁に往来する物流拠点でした。関東大震災を契機に郊外から多くの人々が集まるようになり、繁華街への変貌を遂げた新宿。本展ではその移りゆく姿を、新宿区立新宿歴史博物館所蔵の作品約80点で紹介いたします。
 色彩豊かで歴史的記録資料としての価値も高い堀潔の水彩画を中心に、江戸の浮世絵、織田一磨の版画、佐伯祐三の油彩画などを合わせ、江戸から昭和にかけての新宿を絵画で辿ります。様々な表情をみせる新宿の情景をお楽しみください。


朝一、10:30に入ったのですが、
オープン待ちをしているご婦人も何人かいました。

小さな美術館なのですが、
思っていたよりも人が入っていてびっくりしました。

水彩画の方は正直、そんなに面白くなかったけれど、
浮世絵、版画の方は良かった。 


















刑部人の絵画が展示されていたんだけど、
経歴のキャプションで、
「現在の栃木県戸賀町家中」ってなっていたので、
そばに座っていた係りの方に、
「私、栃木出身なんですけど、戸賀町って存在しないです。
『都賀町』ですよ」と言ってきました。

直っていると良いけど。





せっかくなので、ビルのB2にある、
中村屋のレストラン「manna」で、
中村屋といえば「カレー」を。






一番奥にある少し奥まったスペースで食べていたのですが、
壁には、サロンのパンフレットにも載っている、
中村彝 の「少女」が飾られていました。
複製かな?









移動しまして、
DNP ミュージアムラボの、
フランス国立図書館との取り組み
展覧会「Globes in Motion フランス国立図書館 体感する地球儀・天球儀展」(東京・五反田)へ。

展覧会概要
古代ギリシア人は、すでに地球は丸いことを知り、その周囲に球状の宇宙が存在すると考えていました。そうした想像や知識が形となり、地球儀と天球儀が誕生します。天球儀の製作は特に中世のイスラム世界に遡りますが、地球儀の製作が大きく発展したのは、コロンブスをはじめとする航海士によって、世界の様相が次々と伝えられた大航海時代。伝説や仮説は最新の情報へと書き換えられ、地球儀・天球儀は更なる貿易や旅、新たな文明の探訪へと人々を誘いました。また、地球儀・天球儀は、たとえば権力や富、知性を表すものとして、工芸的に手の込んだ一品ものとして注文されたり、象徴的な意味を込めた絵画のモチーフとしてもたびたび登場します。世界を描きだすと同時に時代を鮮やかに映し出す地球儀・天球儀は、私たち人類の情熱と知の結晶として今に残り、歴史を語りかけてくるのです。

大日本印刷(DNP)は、フランス国立図書館(BnF)と共に世界屈指の地球儀・天球儀コレクションの3Dデジタル化に取り組み、この人類の遺産に多くの方に触れていただく機会として本展を開催いたします。会場では地球儀・天球儀10点と関連作品1点を、2期に分けて展示いたします。あわせて、展示作品の高精細3D画像を自由に回転・拡大しながら、地球儀が製作された時代の世界を読み解いたり、18世紀の天球儀の中心にヴァーチャルに入り、足元から天空まで360度ぐるりと星座を観察するなど、DNP ミュージアムラボならではの体験をお楽しみいただきます。デジタル化により示される新しい視点から、先人たちが見た世界を改めて発見する機会となるでしょう。


最近は、DNPenguin押しの大日本印刷(DNP)の
五反田ビルにある美術館です。

予約制になっています。

予約は必要だけど無料!


































フェルメールの「天文学者」と「地理学者」に描かれている
「ホンディウスの地球儀」の本物ですね。
東洋文庫で、「士官と笑う娘」に描かれた、
「ブラウの世界地図」は見ていたので、
今回、「ホンディウスの地球儀」が見られて満足でした。

「ホンディウスの地球儀」が展示されている展示室内は、
厳重な感じで、撮影も不可です。






















体感コーナー。



















冊子を特定の場所に置くとセンサーが感知して、
そのページの説明が映像として映し出されて説明が始まる。
これは、地球儀の作り方。


















 ヘッドマウントディスプレイで
「天球儀の中へ入ってみよう」のコーナー。































ベハイムの地球儀を、
センサーが人の動きを感知して動かせる。
手がマウスになっている感じ。









シアターコーナーへの入り口。

壁が半導体用リードフレームとか、
ハードディスク用サスペンションの柄。
かっこいい。












日本橋高島屋のピカソ展へ移動。

本当のピカソ好き以外には、「オススメはしない」感じでしたw

ピカソのポートレートが、これでもかと展示してあって、
ピカソ自身にそんなに興味がないと本当にどうでもいい感じです。

年末に鎌倉近代美術館に行ったのですが、
別館に、貴重そうに一枚飾られていたオーバル型の皿が、
これでもかと何枚も展示してあって、正直すごいんだろうけど引きました。

そりゃ人気があるのはわかるけど、なんでこんなに人がいるんだ?
ってくらいに混んでいました。
若い人も多かったし。

「手を組んだアルルカン」は良かったけどね。




















おまけ。
高島屋の近くに伊勢海老いた。

2016年2月26日金曜日

三井家のおひなさま

三井家のおひなさま  特集展示 三井家の薩摩焼

毎年恒例となりました、日本橋に春の訪れを告げる「三井家のおひなさま」展。三井家の夫人や娘たちがこよなく愛した、ひな人形・ひな道具の華麗なる競演をお楽しみください。

出品目録はこちら(PDF)
概要
日本橋に春の訪れを告げる「三井家のおひなさま」展。今年も三井家の夫人や娘が大切にしてきたひな人形やひな道具を、一堂に公開いたします。
北三井家十代・高棟夫人の苞子(もとこ)(1869 ~ 1946)、十一代・高公夫人の鋹子(としこ)(1901~ 1976)、高公の一人娘・浅野久子氏(1933 年生まれ)、伊皿子三井家九代高長(たかひさ)夫人・興子(おきこ)(1900 ~ 1980)旧蔵の贅をつくした逸品が並びます。とくに京都の丸平大木人形店・五世大木平藏が特別に制作した、浅野久子氏の幅3メートル、高さ5段の豪華なひな段飾りは必見です。
また展示室7では「三井家の薩摩焼」と題して、色絵薩摩の調度品や食器を紹介いたします。
展示室1・2・3では館蔵品による茶道具の名品、展示室6では「三井好 都のにしき」(水野年方筆)を展示します。









































月印の人形―三井依子氏(新町三井家十代・高遂次女)所用 
H25 市松人形 銘つぼみ 五世大木平藏製・二代平田郷陽作 昭和7年(1932)  個人蔵

http://www.kumanekodou.com/tayori/19523/






















せっかく行ったのに、お腹の調子が悪くて、
すべてざっと見てしまったのだけど、
この市松人形ちゃんのかわいいことかわいいこと。

前回のおひなさま展にも出展されていたみたいなのですが、
私は初めて見たので、
このかわいさにはうっとりです。

最後まで見て、お腹痛かったけど、
またこれだけは見たいと思って、
もう一回戻ってじっくりと見てきました。

2016年2月21日日曜日

サイモン・フジワラ ホワイトデー

サイモン・フジワラ ホワイトデー


ベルリン在住のアーティスト、サイモン・フジワラ。現在33歳の若手ながら、2010年には優れた現代美術のアーティストに贈られるカルティエ・アワードを受賞、2012年にはイギリスのテート・セントアイヴスで大規模個展が行われるなど、国際的に高い評価を得ています。日本人の父とイギリス人の母を持つフジワラにとって、本展は母国での展覧会であり、日本の美術館における待望の初個展です。4歳まで日本で暮らし、母の故郷イギリスをはじめ世界各地で幼少期を過ごしたフジワラは、その国際的なバックグラウンドからあたりまえと思われていることを検証する目を養い、それを鮮やかな手法で作品へと展開させます。
フジワラの作品は、絵画や立体、ヴィデオ、ときには他人の制作物まで、さまざまな要素を組み合わせてひとつの場面をつくります。まるで舞台空間を思わせるようなフジワラのインスタレーションは、実際の社会的なものごとや自分自身と家族の歴史を題材にしており、そのなかにはフィクションが挿入されることもあります。この「真実を知るための嘘」は、私たちが普段なんの疑問もなく受け入れている事実や慣習の背後に、さまざまな理由、経緯、ときには思惑が隠れていることをあらわにします。情報化、多様化が進む現在、異なる価値観との出合いはかつてないほど急速に、そして頻繁に訪れます。自分の常識が隣の人と同じとは限らない時代だからこそ、フジワラの視点とユーモアは大切です。

本展は東京オペラシティ アートギャラリーの展示室全体を工場の生産ラインとして構成し、作品の一部は会期中に生産されていきます。現代を生きる私たちにとって「豊かさとは何か」を考えるきっかけとなる本展は、人間の複雑な美しさやアートの力をあらためて感じさせてくれる機会ともなるでしょう。あなたのその「あたりまえ」の本質を確かめに、そしてその先に見える世界を探しに、ぜひお出かけください。






















ドイツの軍事学校から取り外された飾り板。
鷹は削り取られている。









ベルリンの地下鉄駅に設置されていた鷹。







こういうの、どうやって手に入れているのだろうか。
借り物なのかな?






























この「レベッカ」は、もう少し作り込めば面白いんじゃないかと。
「レベッカ」の間間に展示されている「ドイツのゴミ箱」は、
大量生産への関連づけなんだろうけど、
もっと違うものの方がいいのではないかな。





言いたいこととか、表現したいことは分かるんだけど、
まだまだ実力不足というか、
関連づけが薄いし、表現力不足ですね。

自分で作った作品ではなくて、
他人のものとか、他人に作らせたものとかに
意味づけをして作品として展示しているってことみたいなんだけど、
「う〜〜〜〜ん。で??」
って思っちゃう。


まだ若いので当たり前だし、
すでに凡人ではできないことをしているのは大前提だけど、
これからのアーティストさんですね。

2016年2月20日土曜日

村上隆の五百羅漢図展

村上隆の五百羅漢図展 - 森美術館



写真撮影可。
SNSで広げちゃって!って感じでした。













































増上寺では撮影禁止の五百羅漢図だけど、
撮影いいのかー。




















こういう細かい芸が出来るのがすげーところ。





















かめはめハーーー。


















製作の過程が展示されている。
膨大な作業量。








怒られてるよー。
「指示通りヤレ!ボケ!」



















お施餓鬼羅漢さんかな。











http://blogs.yahoo.co.jp/mtabo2003/43201834.html


















あの、号泣議員っぽい。













































グッズ。
どれもこれもたけー。










一番でかいお花クッション。
231660円。
























最後に、ドキュメントVTRが流れていました。




すげーんですよ。
すげーんです。
でも、何だか印象に残らないんです。
感動はしないんです。私は。
Powered By Blogger