2016年7月2日土曜日

EU フィルムディズ 2016 ①

今年もEU フィルムディズ


























日本からの贈り物

ルーマニア
原題: Câinele Japonez
英語タイトル: The Japanese Dog
監督: トゥードル=クリスティアン・ジュルジュ
製作年: 2013年
上映時間: 86分
製作国: ルーマニア
言語: ルーマニア語、日本語(日本語・英語字幕)
ジャンル: ドラマ
上映フォーマット: BD

※日本語字幕作成協力:(株)ジェイテクト

日本初公開
東京
6月18日 (土) 10:30
6月21日 (火) 19:00
京都
6月25日 (土) 18:00スケジュール

ドナウ川沿岸の村。洪水で妻と家を失った老人コスタケ(ヴィクトル・レベンジュク)は、空き家に一人で仮住まいしている。そこに長年音信不通だった一人息子が、日本人の妻と8歳の孫を連れて突然戻ってくる。息子が村に戻ることを期待する父と、その気のない息子。初対面から関係を少しずつ築いていく祖父と孫。次第に打ち解けていく家族の様子が、美しい映像で静かに描かれる。29才の若い監督の長編デビュー作。


日本人女性の演技がうまくなくって
(いわゆるナチュラルな演技ってやつ)
どうなんだろう??って感じ。
こんな感じの演技でいいのかな?

お話的には、おじいちゃんがいい味出していてよかった。




























マリヤ、1948年の旅路

リトアニア
※日本・リトアニア国交回復25周年
原題: Ekskursante
英語タイトル: The Excursionist
監督: アウドリアス・ユツェナス
製作年: 2013年
上映時間: 110分
製作国: リトアニア
言語: ロシア語、リトアニア語(英語字幕)
ジャンル: ドラマ
上映フォーマット: BD

日本初公開
東京
6月22日 (水) 19:00
6月24日 (金) 16:00
京都
7月5日 (火) 13:30
7月6日 (水) 18:30スケジュール

第二次世界大戦後、欧州は東西に分断され、鉄のカーテンの東側に位置したリトアニアはスターリン体制下で苦しい時代を迎え、数十万人に上る人々がソ連の強制収容所に送られていった。11歳のマリヤは、輸送列車で運ばれる途中、母親を亡くし、独りぼっちになってしまう。列車から逃げ出し、さまざまな人に助けられながら、故郷までの6,000マイルの旅を敢行する少女の、実話に基づいた物語。


日本語の字幕がないので、
日本語のあらすじが配られました。

上映前には、メイルーナス駐日リトアニア大使のあいさつもあり、
気合が入っている感じですね。

・自由を求める人の心を摘むことはできない。
・人間らしさを押し殺すことはできない。
 人間一人ひとりの行動が大きなものを動かす。
・この主人公の少女は生き残ることによって、
 この話をして、それを映画にすることができた。

もちろん、千畝さんのお話も出ました。



TOEIC350の私でも、あらすじがあったので、
だいたいのところは分かりました。

でも、一番最後の一番の肝シーン。

主人公のロシア名マリアが、自警団に囚われてしまったところで、
ベラルーシでかくまってくれたパーヴェルの家に電話をし、
「マリアは自分の家族だ」と証言してくれるってシーンがあるんだけど、
物語の筋から、マリアは解放されるから、
きちんと証言してくれて助かったのは分かるんだけど、
肝心なセリフを、英語の字幕が早すぎて、追えなかった・・orz
なんと言っていたのか知りたくて、ググったけど出てこなかったよ。

映画が始まる前に、大使が、
「この少女は生き残った」
って話してくれたので、そこそこ安心して見ていられたけれど、
この少女の陰にはたくさんの犠牲者がいて、
この子は特別に運が良かっただけってことが事実。

































チェリー・タバコ

エストニア
原題: Kirsitubakas
英語タイトル: Cherry Tobacco
監督: アンドレス・マイミク、カトリン・マイミク 
製作年: 2014
上映時間: 93分
製作国: エストニア
言語: エストニア語(日本語・英語字幕)
ジャンル: ドラマ、ロマンス
上映フォーマット: DCP

日本初公開
東京
6月24日 (金) 19:00
7月2日 (土) 14:00
京都
6月30日 (木) 18:30スケジュール

17歳のローラは毎日が退屈でしょうがない。母親はうっとうしいし、同年代の男の子はバカばっかりだし、子供っぽい遊びには飽き飽きしている。ある日親友に誘われて参加したハイキングでローラは、リーダーの中年男のジョーセップに出会う。最初は緊張した関係の2人だったが、ローラは次第に彼の野生的な魅力に惹かれていく。年上の男性との初恋を通じて、大人の女性へと変貌を遂げる少女の揺れる気持ちを美しく描く。


今年も、エストニアの映画は絶対に見たいと思って見てきた。

今回は、そこまでピンとこなかったけど、
雰囲気はやっぱり好きです。




上映後、監督と助監督(夫婦)が来日していまして、
Q&Aがありました。

時間の関係と、司会の人がかなり喋ってしまったので、
会場からのQ&Aが少なくてちょっとがっかり。
私も、今回は質問したいことがあったんだけども。




















今回の作品が初めての長編劇映画。
機材のシンプルで、カメラでワンテイクで撮ったシーンも。
恋に落ちる味だったり香りだったり。
男性的なタイトル。
チェリー→フェミニンで甘い。
タバコ→ビターな香り。
チェリータバコは、タバコ好きは甘すぎて吸わない。
でも、女性の気をひくためには有効。
(主人公の女の子は)父親に絶対的な信頼を持っている。
でも、父はイギリスに行ってしまった。

『彼は家に帰る道を知っている』

主役のローラ(ラウラ)役のマリーズはプロの役者ではない。



















Cast

Credited cast:
Maarja Jakobson...
Karmen
Tiina Kadarpik...
Helle
Andres Kütt...
Tiit
Viiu Maimik...
Grandmother
Getter Meresmaa...
Merit
Maris Nõlvak...
Laura
Gert Raudsep...
Joosep
Anne Reemann...
Mother
Aap Salumets...
Egert



Cherry Tobacco/Kirsitubakas - Trailer/treiler from Kuukulgur Film on Vimeo.


エンディングロールで、
「キャノンEOS3000」ってなっていて気になった。
撮影場所も聞いて欲しかった。
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