2016年7月11日月曜日

EU フィルムディズ 2016 ③























特別プログラム(プレミア上映)
ルッチと宜江

原題: Ručs un Norie
英語タイトル: Ruch and Norie
監督: イナーラ・コルマネ
製作年: 2015年
上映時間: 65分
製作国: ラトビア
言語: ラトビア語、ロシア語(日本語・英語字幕)
ジャンル: ドキュメンタリー
上映フォーマット: BD

東京
7月9日 (土) 14:00
京都
6月25日 (土) 15:45スケジュール


日本の大学生のノリエがラトビアを訪れ、81歳のラトビア女性ルッチの家で一緒に暮らし友情を育む。ラトビア国立映画祭(Lielais Kristaps)で最優秀長編ドキュメンタリー賞を含む数々の賞を受賞。主役の鶴田宜江さんによるトークも予定。



ネスコの無形文化財に
指定されているラトビア西部クルゼメ地方にあるアルスンガ村を訪れました。

アルスンガ村には「Suiti/スイティ婦人たち」という合唱団があり、
ことさら目を惹く民族衣装を身に纏う彼女たちは、豊富な言葉を用いて
低音で掛け合いを行う「ブルドーン」と呼ばれる即興歌を歌います。


























鶴田さんは、現在は4カ月の赤ちゃんのお母さんだそう。

映画の最後に、「ラトビアにいくために自動車工場で働いている」
って字幕が出るんだけど、
誤解がないようにということで解説。

豊田の工場で、事務系の職種に着きちゃんと働いているということです。


最初は民謡を調べるために行ったそうで、
村長に直接メールをしたそう。
最初に行ったのが2008年。
村長から紹介された、保育園の園長室に滞在。

もちろんラトビア語しか通じない。


次の年、2009年に滞在したのがルッチの家。


どうして映画化されたのか?
監督の Inara イナーラ←ルッチの娘のだんなの兄妹?

撮影は5年くらいかかった。

日本での撮影は一週間だけ。

映画の中で、
キリンカップ2012年の「ラトビア×日本」のシーンがあって、
見ていても気になっていたのだけれど、
やっぱり、撮影許可がおりなかったり、色々と大変だったらしい。

カーニバルのシーンは首都のリガ。
歌と踊りのお祭りってのが年に一回あるそう。

ラトビアの中でも、「スイティ」と呼ばれる方々は、
守るべき文化、対象だとのこと。



























































スロヴェニア
※スロヴェニアの独立と統一25周年

原題: Drevo
英語タイトル: The Tree
監督: ソニャ・プロセンツ
製作年: 2014年
上映時間: 90分
製作国: スロヴェニア、イタリア
言語: スロヴェニア語(日本語字幕)
ジャンル: ドラマ
上映フォーマット: DCP

日本初公開
東京
7月8日 (金) 12:00
7月9日 (土) 17:00

京都
6月30日 (木) 13:30
7月1日 (金) 18:30スケジュール


9歳のヴェリと兄のアレク、母親のミレナはなぜか自宅から外に出ることができない。時間が経ち、唯一安全な場所だった家は次第に彼らを閉じ込めておく牢獄となっていく……。「一つの物語、三つの視点」というコンセプトの下、3部構成となっている本作では第1章がヴェリ、第2章はミレナ、第3章がアレク、と異なる視点でストーリーが非直線的に展開する。やがて、ある事故がきっかけで家族に訪れた悲劇が次第に明らかになる。





なんとも後味が悪すぎてつらい。

スロヴェニアって、いまでもこんな国家なのだろうか?
事故なのに、警察も対応してくれない、保護してくれないなんて。

地元の盟主とかだったのだろうか?


上映が終わって、ホールで、
どこの国の人か分からなかったけど海外の方が日本語で、
「なんで最後死んだーー?」
って言っていて、
そりゃそうだよなと。



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