東大駒場リサーチキャンパス公開2019
東大駒場リサーチキャンパス公開概要About U
東京大学駒場リサーチ(駒場Ⅱ)キャンパスは、駒場公園や日本近代文学館、日本民藝館にも近い、緑豊かなこぢんまりとしたキャンパスで、先端科学技術研究センター、生産技術研究所、駒場オープンラボなどの研究機関が立ち並んでいます。
キャンパス公開は、これら研究所で行われている研究を広くご紹介するために開催されている年一度の恒例行事で、普段は立ち入ることの出来ない研究室内部の見学や、世界トップクラスの研究者たちによる最新の研究成果などに触れられる貴重な機会となっています。企業や他研究機関の研究者はもちろん、近隣住民や未来の科学者である小中高生も数多く訪れています。
2019年は、5月31日(金)、6月1日(土)10:00~17:00(受付 9:45~16:30) の日程で開催いたします。
「共同創造の意義と課題――当事者研究の可能性」
昨年、雑誌ネイチャーでも特集された「共同創造」は、サービスや研究の対象者だった当事者(障害者・市民など)が、初期からサービスや研究の設計や実施に関わる取り組みです。先端研には様々な障害のある研究者がいますが、昨年より東京大学全体でも共同創造を推進するために、当事者研究者(user-researcher)雇用制度を開始しました。本シンポジウムでは、共同創造の重要性と課題、日本の当事者研究が共同創造に与える意義に関して考えます。
福島研究室 熊谷研究室 4号館2F講堂日程6月1日 (土) 10:00 - 13:00定員70名情報保障手話通訳、PC文字通訳による文字支援
先端研 グローバルセキュリティ・宗教分野 特別講演会・パネルディスカッション「地政学復権の時代のグローバルセキュリティ」
講演「国際協力とグローバルセキュリティ」
講師 北岡伸一国際協力機構(JICA)理事長
パネルディスカッション
鈴木一人・北海道大学公共政策大学院教授
池内恵・東京大学先端科学技術研究センター教授
小泉悠・東京大学先端科学技術研究センター特任助教
御厨貴・東京大学先端科学技術研究センター客員教授
ENEOSホール日程6月1日 (土) 13:00 - 14:50定員200名
先端研に昨年10月に新設された「グローバルセキュリティ・宗教分野」では、世界情勢の変動の最先端・核心に迫る研究を行なっています。本年度の重点領域は「地政学」。米国を中心としたリベラルな国際秩序が揺らぎ、「地政学」が新たなキーワードとして注目されています。ロシアや中国が台頭し、「イスラーム国」やシーア派のような宗教的な非国家主体の影響力が増大する現代の国際政治で「地政学」は有用な、あるいは不可欠な認識枠組みとして浮上しています。地政学復権の時代に、いかなる形で「グローバルセキュリティ」は可能なのでしょうか。グローバルセキュリティ・宗教分野では特別講演会とパネルディスカッションで、これについて議論を深めます。
特別講演会の講師にはJICA(国際協力機構)理事長(東京大学法学部名誉教授)にご出講いただきます。北岡先生は最新刊のご著書『世界地図を読み直す 協力と均衡の地政学』(新潮選書、5月22日刊)で、JICA理事長としてグローバル社会の隅々まで駆け巡る過程での思索・論考を単著にまとめておられますが、ここで隠れたキーワードは副題にもある「地政学」。今回の講演では、世界地図を俯瞰しながら日本の対外政策の中枢と国際協力の現場を日々につなぐ、地政学的思考の理論と実践について、明かしていただきます。
これを受けて、パネルディスカッションでは、「地政学の復権」の理論と現実に、様々な角度から取り組みます。
「地政学」をめぐる理論的な議論としては、北岡先生を中心にした「地政学」を共通課題とした研究プロジェクトの成果として、論文集『新しい地政学』(仮題、東洋経済新報社)の刊行準備が進んでいます。そこに掲載が予定されている池内恵教授(グローバルセキュリティ・宗教分野)「中東と地政学」についての最新論考の内容についても、パネルディスカッションでは触れられることでしょう。中東は「地政学の本場・本家本元」とも言えます。「地政学復権」の時代に中東は新たな様相と重要性をもって、立ち現れています。
そして、グローバルセキュリティ・宗教分野に3月に着任したばかりの小泉悠特任助教は、ロシアを中心とした地政学に関する著書『「帝国」ロシアの地政学 「勢力圏」で読むユーラシア戦略』(東京堂出版)の刊行を6月に控えています。「地政学復権の時代」を代表するロシアという存在をどう認識し、対処すればいいのか。北方領土問題を抱える日本にとって、重い課題ですがこれについて小泉特任助教の最新の情勢分析に基づく議論が行われることでしょう。
地政学の復権という抗しがたいように見える波に対峙しうるものは何か。EU・宇宙政策から国連対イラン制裁の現場まで、リベラルな国際秩序の形成と推進を担う制度や機構、主体の理念や実態を熟知した鈴木一人北大教授(先端研客員研究員)に登壇をお願いし、批判的な視座から地政学論をとらえ直していただきます。
パネルディスカッションには、北岡先生にはお時間の許す限りお相手していただきますが、ここに、北岡先生の長年の友人で、先端研の社会科学部門の「お目付役」ともいうべき御厨貴客員教授も、顔を出して日本独自の視点を出してくださるかもしれません。
みなさま、奮ってご参加ください。
イズムィコ
@CCCP1917 せんせのお話を聞きに。
さすがにあまり発言タイミングがなくって残念。
頭がよくなりそうな東大ヨーグルトを食べてみた。
風洞実験施設公開
先端研1号館にある3m風洞は、風を人工的に発生させる実験施設です。
東海道新幹線の初代車両0系や長野五輪のスキージャンプ飛行の最適化などの実験が行われました。
1930年(昭和5年)につくられ、普段は見ることができない貴重な施設を特別に公開します。
先端研 1号館1階 風洞実験室
先端研1号館にある3m風洞は、風を人工的に発生させる実験施設です。
東海道新幹線の初代車両0系や長野五輪のスキージャンプ飛行の最適化などの実験が行われました。
1930年(昭和5年)につくられ、普段は見ることができない貴重な施設を特別に公開します。
本郷にも同じような施設があるので、
関係性があるのか聞いてみたら分からないって言われた。
時計台コンサート2019
昨年大好評だった「時計台コンサート」ふたたび!
今年も東京フィルハーモニー交響楽団が木々のせせらぎや風のささやきと競演します。
※雨天の場合には会場変更
先端科学技術研究センター 人間支援工学分野 中邑研究室 先端研 13号館1階エントランス 日程 6月1日 (土) 16:00
<曲目>
1. モーツアルト:ディヴェルティメントK.136 第1楽章
2. メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 第1楽章
3. ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲「アメリカ」 第2楽章
4. バルトーク:44のデュオより数曲
5. ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番より第3楽章
6. ピアソラ:リベルタンゴ
※曲目は、都合により変更になる場合があります
東京フィル、タダで聞けるん。
正座して聞いてる子供かわいい。
近くで親が「正座じゃなくていいよ、三角座り(体育座り)でいいよ」
って何回も言っていたけど、正座。
律儀。いい子。
なんかヨーロッパのどこかみたいになっている校舎。