2021.10.02(土)- 12.26(日)
SOMPO美術館
大正・昭和の版画家・川瀬巴水(1883-1957)の回顧展です。
大正から昭和にかけて活躍した版画家・川瀬巴水(1883~1957)の回顧展です。巴水は、微風に誘われ、太陽や雲、雨を友として旅に暮らし、庶民の生活が息づく四季折々の風景を生涯描き続けました。それは近代化の波が押し寄せ、街や風景がめまぐるしく変貌していく時代にあって、日本の原風景を求める旅でもありました。その版画制作を支えたのが、浮世絵版画にかわる新しい時代の版画《新版画》を推進した版元の渡邊庄三郎でした。二人の強固な制作欲は、海外にも通用する木版「美」の構築をめざし、今や巴水の風景版画は、郷愁や安らぎをもたらす木版画として多くの人々に愛されています。
本展覧会は、初期から晩年までの木版画作品より、まとめて見る機会の少ないシリーズ(連作)を中心に構成し、巴水の世界へ誘います。伝統木版技術を駆使した詩情豊かな版画群は、都会のしばしのオアシスとなることでしょう。
会期中に一部展示替えあり
【前期】10月2日(土)~11月14日(日)
【後期】11月17日(水)~12月26日(日)
関東大震災で全てが燃えてしまったので、
印章がその後から変更になっていました。
なんで普段こういうの見に来なそうな人が見に来ているんだろう?と思っていたのよ。
そーよねージョブスよねー。
気になったこと。。
地震後の作品には「版権所有 渡邊庄三郎」の版が押してあるのだよね。
前の作品には押してないのに。
前の作品には押してないのに。
日本の著作権法制は、
「出版条例」(明治 2(1869)年)が最初と考えられている。
近代的な著作権法を備えたのは、明治 32(1899)年に「著作権法」(いわゆる
「旧著作権法」)を制定したとき。
日本に「著作権」の概念を初めて紹介したのは福沢諭吉。
明治元(1868)年の「西洋事情外編巻之三」のなかでイギリスの経済書を紹介して、「copyright」(コピーライト)を「蔵版の免許」と訳している。