ルーブル美術館展
金曜夜間に行ったのですが、
やはりいつもよりも、倍くらい人がいたと思う。
ゆっくり見られないとか、
前に行けないということはなかったので、
やはり金曜夜間がおススメですね。
フェルメールの「天文学者」がメインなわけですが、
ほかもかなり粒ぞろいな感じでした。
大きな作品が少なくって、小さな作品が多かったけど、
良品を出品してくれたのではないかと。
ドラクロワの「鍛冶屋」と、
ミレーの「箕をふるう男」が並んでいるのですが、
この並び、見過ごしてしまいそうなんだけど、
ちゃんと意図されている感が…。
全体的に、頭使いながら見ないと、
真の意味が分からない画が多くて、少し疲れた。
で、一番引かれたのは、
ピーテル・ブリューゲル(1世)の最晩年の作品という
18.5㎝×21.5㎝という小さな作品。
作品の裏に、主題に関係する古い記載(「不具者よ、勇気を奮い起こし、健康であれ、状況が回復することを願う」)がラテン語とフラマン語で書かれている。狐の尾が描かれた場面が表す真の意味は未だに分かっていない。
「不具者よ、勇気を奮い起こせ」
足のない者や不具者といった5人の人物が、赤煉瓦の病院の陽の当たる中庭を苦労しながら松葉杖で身を引きずるように進んでいる。背後で物乞いをする女性のように、彼らも施しを乞うために各々の場所へと別れようとしているらしい。作品の裏側には「不具者よ、勇気を奮い起こし、健康であれ、状況が回復することを願う」と書かれたフラマン語が宣べられている。
絵はがきを購入してしまった。