今年もEUフィルムデーズ。
いつまでも一緒に
リトアニア
原題: Amžinai Kartu
英語タイトル: Together For Ever
監督: リナ・ルジーテ
製作年: 2016年
上映時間: 88分
製作国: リトアニア、ルーマニア
言語: リトアニア語、ロシア語(日本語字幕)
ジャンル:ドラマ、スリラー
上映フォーマット: DCP
両親と娘の一見普通の3人家族。同じ家で暮らしているのに、それぞれが自分の世界に住んでいるかのよう。外科医の母とB級映画のスタントマンとして長期間家を空ける父。ほとんどの時間を独りで過ごす娘は虚言癖がある。互いに理解し合おうという意志さえも感じられないこの家族の間で、他愛のない嘘が深い傷を生み、とある事件をきっかけに母は家族を再び一つにしようと決心する。深い孤独を抱える3人は打ち解けていくことができるのか…。
上映前にリトアニア大使館の大使と、監督さんのご挨拶。
上映後にQ&A
20分弱くらいしか時間がなくて短すぎかなと。
監督さんは女性で、すごく若くて、
1985年ヴィリニュス生まれ。
今まではドキュメンタリーと短編映画を撮ってきていて、
長編映画は今回のこの作品が初。
当初、タイトルはTogether For Everではなくて、
「Do you love me」。
話の中に出てくる「アゼルバイジャン」は、
特にそこで映画がたくさん作られているとかってわけじゃなくて、
「アゼルバイジャン」のような、
遠く、あまり馴染みがないようなところにしか仕事がないと言う
意味をもたせたかったからとのこと。
正直いうと、あまり面白くなかったかな。
主人公の「妻」と「夫」と「その子供」がメイン。
妻の職業が医師、夫がB級映画のスタントマン、子供は小学生?かな、
なわけですが、医師もスタントマンも、生と死が隣り合わせの職業で、
それを対比として描きたくてこの職業なんだろうってのはわかったんだけど、
なぜこの二人が夫婦になり、
今、離婚の危機に面しているのかってのが、全くわからない。
「哲学の学位をもっているのにスタントマンなんか」
的な表現があって、そこで初めて「夫」のバックボーンが明らかになるだけで、
全くもって二人がどうして夫婦になったのかとか、
どこに惹かれて夫婦になって、どこが好きなのかってのが、全く読み取れなかった。
ちゃんと、設定はあったのだろうか?
その辺が読み取れない。読み取れた人いるのかな?
そのへんのヒントが少しでも物語の中に描かれていたら、
もっと深い話になっただろうにって思った。