原題 /英語タイトル: Song of the Sea
監督: トム・ムーア
製作年: 2014年
上映時間: 93分
製作国: アイルランド、ルクセンブルク、ベルギー、フランス、デンマーク
言語: 英語、アイルランド語、スコットランド・ゲール語(日本語字幕)
ジャンル: 長編アニメーション、ファンタジー、ファミリー・一般向け
上映フォーマット: DCP
アイルランド伝承文学研究家の、
渡辺洋子さんの解説が上映前に10分ちょいありました。
大使館から頼まれてとのこと。
この解説のおかげで、この映画のポイントが分かってよかった。
〜箇条書き〜
アイルランド伝承が多い国。
妖精が多い。
sea=シー=塚=妖精
人魚の話しは300話くらいある。ほぼ筋書は同じ。
「あざらし女房」の話しは10話くらい。
マント、ショールがキーポイント。
逆に人間の女が妖精の子をはらむ話しもある。
海に関する話しがたくさんある。
国の仕事として口伝えの伝承を文章にしている。
ダナンの神様。
神話民話とは違った世界を構築。
マントを羽織るとアザラシになって海へ還っていくセルキーの伝説は、
日本では「天女の羽衣」に似ている。
参考に…
第一章 ケルトと日本の民話の比較
始め背景は影絵のような透明感のある絵柄で綺麗だけど、
人間の絵柄が好きではないなーと思っていたのだけど、
見ているうちに可愛くなってきた。
ベースは、昔ながらの神話だけど、
監督の独自の解釈で、
セルキーの子ども2人の冒険活劇みたいになっていて、
お兄ちゃんがすこしづづ大人になって行く過程が、
かわいらしい。
少し分からなかったのは、
同じく人間とセルキーの子どもなのに、
女の子はショールを羽織るとアザラシになってしまうし、
海に呼ばれてしまうのに、
男の子は人間なのは違うのはどうしてなのかなというところ。