2016年6月21日火曜日

レッドデータ建築



レッドデータ建築(絶滅危惧種な建築)をめぐってきた。






浅草の「輝くウンコ」・・・

じゃなくて、「炎のオブジェ」。

と言えば、「スーパードライホール」。


フランスのインダストリアルデザイナー、フィリップ・スタルクによる設計。
1989年の竣工。


2016年3月末で、「アサヒ・アートスクエア」はすでに閉館。


解体か、存続か
いろいろと言われていたけれど、解体されるようですね。
看板がありました。

























「中銀カプセルタワービル」

黒川紀章の設計。
1972年の竣工。




























何個か部屋を所有している方のご厚意で中に。

9階のお部屋を拝見。



まずは12階の屋上から。

屋根?
部屋の上側ですね。

老朽化がすごすぎ。

















建物のてっぺん部分。












廊下。































では、9階の部屋へ。






建設当時の装飾、棚などを取り除いて、
広い部屋にしてしまっている部屋も多い中、
ベット部分はないけれど、
テレビやラジオが取り付けられていた棚もそのままのお部屋でした。






























さすがにクーラーは最新。



































ユニットバス部分は物置。

でも、当時のまま。
































一応、内側に窓は開く。

でも、意味はない。









なんだか、エレベーターに閉じ込められている気分。

新築だとしても、わたしは住めないわー。















































1階は、管理人さんが常駐しています。


























A棟とB棟があるのね。


























海外の人にも有名らしく、
この日も外人さんを何人か見かけました。


中に入るには、住人や所有者にコンタクトを取るか、
貸し出されている部屋を内覧するかしかないので、
海外から来ても、ちゃんと予約がないと門前払いですよ。













原宿駅近くにある「コープオリンピア」。


いわゆる「億ション」の第一号。
「オリンピア」って言うくらいだから、
オリンピックに間に合うように作ったのかと思いきや、
東京オリンピックは1964年で、その後の1965年の竣工。

こちらも建て替え問題でゆれている。

















今話題の「原宿駅」。1924年の竣工。

原宿駅はこのコンパクトさがいいんじゃんねー。

でも、建築的にそこまで重要な建築かというとそうでもないみたいだし。
微妙なところなのかな。


























お近くにあるフクロウカフェの
フクロウ君とおねぇさん。












「法政大学55・58年館」1955年と58年の竣工。
大江宏氏のデザイン。

既に取り壊しが少しずつ始まっていて、
少しずつ壊しながら、新しい校舎を作っていくようです。

法政大学の卒業生を中心に、
反対運動をしたけど聞き入れてはもらえず、
今は、
55/58 きおくプロジェクト
@5558kiopro

という形で、記録を残していくんだとか。











2016年6月19日日曜日

神は局部に宿る

神は局部に宿る 都築響一 presents エロトピア・ジャパン展




Current 2016.06.11 Sat - 07.31 Sun

『神は局部に宿る』都築響一 presents エロトピア・ジャパン

Kyoichi Tsuzuki presents EROTOPIA JAPAN

2016.06.11 Sat - 07.31 Sun
Wed - Sat 14:00 - 21:00
Sun & Mon 11:00 - 18:00 
closed on Tue
¥1000 (not includes a drink)

日本を訪れる外国人観光客は、氾濫する性的イメージにいきなり圧倒される。通りにはみ出す風俗看板に、路傍でチラシを配るメイド少女に、DVD屋のすだれの奥に、コンビニの成人コーナーにあふれ匂い立つセックス。そしてハイウェイ沿いに建つラブホテルの群。
この息づまる性臭に、暴走する妄想に、アートを、建築を、デザインを語る人々はつねに顔を背けてきた。超高級外資系ホテルや貸切離れの高級旅館は存在すら知らなくても、地元のラブホテルを知らないひとはいないだろうに。現代美術館の「ビデオアート」には一生縁がなくても、AVを一本も観たことのない日本人はいないだろうに。そして発情する日本のストリートは、「わけがわからないけど気になってしょうがないもの」だらけなのに。
ラブホテルもイメクラも秘宝館も、その作り手たちは、自分がアートを作ってるなんて、まったく思っていない。彼らが目指すのはただ、自分と受け手の欲望と妄想をもっとも完璧に満足させる装置である。性欲と金銭欲とを両輪にドライブしつづける、そんな彼らのクリエイティヴィティの純度が、いまや美術館を飾るアーティストの「作品」よりもはるかに、僕らの眼とこころに突き刺さってくるのはどういうことだろう。アートじゃないはずのものが、はるかにアーティスティックに見えてしまうのは、なぜなんだろう。
さげすまれ、疎まれることはしばしばでも、敬意を払われることは決してないまま、それらはひそかに生き延び、いつのまにか消えていく。
日出づる国のブラインドサイドに響く、その歌が君には聞こえるだろうか。
都築響一

































































ベルベットアートって言うんだそう。
ベルベットの生地に、
油絵なのかな?で書かれている。





























展覧会の目玉。

70~75 万円ほどする「オリエント工業」製の、
最高級シリコンのラブドール。
望月かおるちゃん。

おさわり自由だけど、
用意されたウエットティッシュでよく手をふきふきしてから。

う〜〜〜ん。

思っていたよりも、触りごごちよくないわー。
人口っぽさが表に出てるわー。

ストレス解消用の、
にぎにぎするやつっぽい感じでした。













ワンフロアーだけの会場なので、
ざっと見渡して全体像がつかめちゃう感じが、
「秘密感」がないというか、
なんというか。

う〜〜〜ん。



以前に新宿の新宿座でやった時の方が面白かったです。

秘宝館
新宿秘宝館」 @ギャラリー新宿座




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