2020年7月13日月曜日

下町風俗資料館


いつも横目で見つつ、行けていなかったこちらへ。















館の2階からの眺め。



















えがおとえがおであかるいしょくば



















いままでだったらこの番台に座ったりできるし、
再現されている長屋にも入って楽しめたそうですが、
いまはコロナのせいですべて見るだけになってしまいました。










7/11(土)の時点の不忍池の蓮の様子。















国立博物館の国宝室。

2室  2020年7月7日(火) ~ 2020年8月10日(月)

闇の黒、人の肌の白、鮮血と炎の朱。簡潔な色の対比が印象深いこの絵巻は、かつて岡山の安住院(あんじゅういん)に伝来しました。
仏教の説く地獄は、人々が生死を繰り返す6種の世界(六道)の中でも、苦しみの極みとされる世界です。地獄の様子を描いた絵は、地獄に対する恐怖心を起こさせ仏教への帰依(きえ)を促すために、平安時代の早い時期から作られました。この絵巻に描かれているのは『正法念処経(しょうぼうねんじょきょう)』に基づく、髪火流(ほっかる)・火末虫(かまつちゅう)・火雲霧(かうんむ、詞書では雲火霧)・雨炎火石(うえんかせき)と呼ばれる四つの地獄です。
動物や虫に体を食われる苦を受ける第一段・髪火流や第二段・火末虫では、亡者の周囲のみ墨を刷いてほかは余白を残すことで主題のみを切り取り、血まみれで闇にもがく地獄の亡者の姿を印象的に浮かび上がらせています。また燃え盛る地獄の業火(ごうか)や降り注ぐ火炎石、煮えたぎる金属と血の入り混じった河で苦しむ第三段・火雲霧と第四段・雨炎火石では、望遠的かつ俯瞰的構成をとって受苦の姿を群集表現の中に描いています。
的確な形態描写と画面構成、簡潔で印象的な色遣(づか)いが生み出す生々しい地獄の様相に、優れた絵画表現を見ることができます。














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