2015年7月2日木曜日

ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ




ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ 特別ページ

印刷博物館に初めて行きましたが、
すごい施設ですね。
社会科見学的な学生も多くいました。

以前見に行った
栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイで上映されていた、
VRも凸版印刷の制作だもんね。

これ、上映されていたので見てみました。
ポンペイ展の時に見たものより改良されていた感じがする。
しかも、ポンペイ展では録音のナレーションになっていたと思うけど、
印刷博物館では、ちゃんと係のおねぇさんがその場で、
解説ナレーションを付けてくれていて、生ナレーションなのでした。
きっと、こういうところにこだわりがあるんだろうな。


で、展示の方ですが、
イタリアの首都ローマ市にあるカトリックの総本山、
ヴァチカン教皇庁(ヴァチカン市国)にある図書館の収蔵品を公開する展示でして、
キリスト教に詳しい方には、
何時間あっても足りないくらいの展示内容なのではないかと思います。

第4章で、フランシスコ・ザビエルら、
イエズス会による布教活動で用いられた史料や、
日本のキリシタンにまつわる資料が展示されていて、
さらに知識が深まった感じです。

活版印刷術の広がりの歴史が書いてあって、以下抜粋。
1468年  チェコ
1474年  ポーランド
1557年  インド(ゴア)
1591年  日本(長崎)
1638年  アメリカ(ボストン)
1821年  ギリシャ

チェコとポーランドが早いってのが面白いな。
この辺の歴史とか全く分からないんだけど、
アメリカやギリシャよりも日本が早かったんだね。

でも、この年号で検索しても記事が出てこないんだよね…。
近い記事がコレ。

活版印刷術の誕生と発展
印刷術の伝播
 15世紀後半の約50年間で活版印刷術はマインツから各地に伝播。ドイツではシュトラスブルク(1459)、バンベルク(1460)、ケルン(1464/65)、イタリアではスビアコ(1464/5)、ローマ(1467)、ヴェネツィア(1469)、スイスではバーゼル(1468)、フランスではパリ(1470)、さらに1470年代に低地地方、スペイン、ハンガリー、チェコ、英国に広がった。15世紀中にヨーロッパの300都市以上で約1200の印刷所が設立されたとみなされている。印刷業の中心地となったのは商業都市ヴェネツィア。ドイツやフランスからも多くの職人が集まり、150以上の印刷所が軒を並べてこの時代に印刷された版数の約1割を生産した。ヴェネツィアの印刷書はヨーロッパ各地で販売された。ヴェネツィアに次ぐ印刷業の中心地はパリ、ローマ、リヨン、ケルンなど。


イエズス会が活版印刷機を日本に持ち込み、
いわゆるキリシタン版と呼ばれる印刷物を制作したのが、
日本最古の活版印刷とされているってことね。

最後に、お好みのカリグラフィーで、
メッセージカードが作れるコーナーがあって、
自分宛にバースデーカードを作ってみました。























企画展だけではなく、
常設展ももの凄く面白かったです。
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