2008年12月15日月曜日

レオナール・フジタ





に行って来た。






初期の作風と後期の作風がぜんぜん違うのね。

初期は親友だったモディリアーニと似ていて、
「ふ~~ん」
ってな感じなのだけれども、

「幻の群像大作4点すべてが日本で初めて一堂に会する」
って宣伝されていた4点はホントにすごかった!

長い間、キャンバスごと丸められて倉庫におかれていたそうで、
修復が大変だったそうです。
展覧の一番最後に、修復の模様のVTRが上映されているんだけれども、
最後でなくて最初に見たかった。

筋肉の筋とか描きすぎだよ!って感じで、
見ていると気持ちわるくなるんだけど、すごいね。

水彩と墨で書かれた「猫」って作品があるんだけど、
ねこ好きにはたまらん。(私はねこ好きじゃない)
ねこだらけ。かわいい。

晩年の作品はホントに、ガラッと作風が変わって、
子供を描いたポップな感じの作品なんかもありました。
初期ではほとんど色が使われていないのに、かなりカラフルになってます。

フジタには子供がいなかったそうですが、
そのせいなのか子供の表情は不気味な感じもするし、
愛らしい感じもする不思議な表情をしてました。

奈良美智より不気味。

ジョジョの奇妙な冒険とか、
(私は初期の頃しか読んだことないので作者とか背景とかはよく判らんが)
「影響受けてんだろ~」って思えます。
ジョジョの絵が好き!って人は見たほうがいいよ。


カトリックの洗礼を受けてからの作品は宗教画が主なのだけど、
ちょっと漫画チックで、ロールプレイングゲームの世界っぽいと感じたよ。



この展覧会を見るつもりで上野に行ったんじゃなかったんだけど、
いい収穫をしましたよ。
ふふっ。
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