2015年6月6日土曜日

EUフィルムデーズ 2015 『ロックス・イン・マイ・ポケッツ』



原題: Akmeņi manās kabatās
英語タイトル: Rocks in My Pockets
監督: スィグネ・バウマネ
製作年: 2014年
上映時間: 88分
製作国: ラトビア
言語: ラトビア語(日本語・英語字幕)
※プログラムでは「英語(日本語字幕)」となっていますが、正しくは上記の通りです。
ジャンル: 長編アニメーション、コメディ、ドラマ
上映フォーマット: DCP

鬱病や自殺衝動と戦う、ある家族の5人の女性の物語をシュールな作画とユーモアを交えたナレーションで紹介。人の人生はどこまで遺伝で決められ、どこまで自分でコントロールできるのかという問い掛けにもなっている、バウマネ監督の自伝的長編アニメーション。


監督、脚本、ボイスオーバー: スィグネ・バウマネ(Signe Baumane)


ラトビア生まれ。1989年、モスクワ大学で哲学の学士号を取得。長男を出産した8カ月後には精神病院に入院、双極性障害(躁うつ病)と診断される。にもかかわらず、ラトビアで3本の短編アニメーション作品を完成、その後1995年に米・ニューヨークに移住。 ニューヨークでもアニメーションの仕事を続け、さらに12本の短編作品を完成、数々の賞を受ける。作品は、サンダンス、ベルリン、アヌシ—、ヴェネツィア、トライベッカ等、世界各地の映画祭で紹介される。『ロックス・イン・マイ・ポケッツ』は初の長編作品。





























主人公の女性が鬱病気質の家系をラトビアの歴史を絡めながら、
出演者のセリフはなく、怒涛のナレーションで解説していく。


ストップモーションアニメと、手書きのアニメを組み合わせて仕上げた作品で、
ラトビア生まれのバウメン監督が、自身や家族に起きたことを元に、
愛や狂気をシュールに描いている。
監督の一族は代々精神疾患を患っている人が多いそうで、
自殺者も多く出していて、監督自身も自殺未遂の経験者で、今もうつ病と戦っているのだそう。



最初から、自殺するときはうんちが出ちゃうからおむつでもするか~
って話から始まる。


メインの5人の女性の自殺の過程が描かれているんだけど、
画面に、名前とか関係性(姪とかそういうの)がテロップみたいに表示されているんだけど、
日本語訳がついていなくて、
イラストもどの人物なのかが分かりづらいので、
これはどの人??と考えながら見ていました。

ここにも日本語つけてほしかった。



主人公の祖母の旦那さんが、
銃で小指を撃ち落とされるシーンが結構初めの方にあるんだけど、
その所では、小指がないように描かれているのに、
その後は、指が5本だったりして、
こういうところテキトーだなと思ったり。



鬱になるのも仕方がないと思わされる、
時代と歴史に翻弄される女性たちの物語だと思いました。





英語のトレイラーあった。
これ見てから映画見れば良かった。
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