2015年6月4日木曜日

EUフィルムデーズ 2015 『タンジェリン』
























原題: Mandariinid
英語タイトル: Tangerines
監督: ザザ・ウルシャゼ
製作年: 2013年
上映時間: 87分
製作国: エストニア、ジョージア
言語: エストニア語、ロシア語(英語・日本語字幕)
ジャンル: ドラマ、戦争
上映フォーマット: DCP

5月29日(金)および5月31日(日)の上映では製作者によるトークイベントを予定しています
*イベントのみの参加はできません。

1990年代、紛争中のアブハジアで暮らすエストニア人のほとんどが本国に引き上げる中、イヴォとその友人はミカンの収穫を終えるまでと同地に残る。しかし、二人の村でも戦いがあり、イヴォは敵同士の二人の負傷者を自宅に受け入れ看病することに……。


Estonian-Georgian movie “Tangerines” nominated for an Oscar!
https://www.facebook.com/Mandariinid/timeline


高杉和代 写真展「Russia = Georgia = Estonia」~ロシア・グルジア・エストニアへの旅~ から

1991年12月25日、ソビエト社会主義共和国連邦(USSR)という一つの国家が消滅した。15の独立国が生まれ、バルト3国とグルジアを除く11カ国が独立国家共同体(CIS)を創設した。
あれから22年。
ソ連の継承国となったロシア。そこからいち早く独立を宣言し、EUへの加盟を果たしたバルト3国の一つ、エストニア。一貫して隣国ロシアと距離を置いているにもかかわらず、未だにロシアからの強い影響を受けているグルジア。
2010年7月。私は、それぞれの道をすすむ旧ソ連の構成国であった、この3つの国を旅のルートにした。
21年前は一つの国であったこの3国。20年前はどんなだったのだろうか。20年後はどうなっているのだろうか。どこの国にも歴史があり、人は今を生きていて、私は今を見ることしかできない。それなら写真を残し、その写真が20年後の歴史となるのを楽しみにしようと思う。







主人公のおじさんと、みかん(タンジェリン)農家の友達、
そして、負傷した兵士2人の4人で、ほぼストーリーは進んでいく。


主人公のおじいさん「イヴォ」に助けられた敵同士の負傷した兵士2人が、
少しずつ心を通わせていく過程が、ユーモアを交えつつ、
自然な流れになっていて、登場人物に徐々に感情移入させられてしまう。
エンディングが悲しくて、でも、未来を向いた感じになっていて、
納得のいく終わり方。


Q&Aがありました。

【5月29日&31日】ゲストトークのご案内(1)
5月29日 (金) 19:00および31日 (日) 14:00の『タンジェリン』の上映(東京会場)に合わせてゲストトークを行います (トークのみの参加はできません) 。

監督:ザザ・ウルシャゼ(Zaza Urushadze)
Zaza Urushadze

製作者:イヴォ・フェルト(Ivo Felt)
Ivo Felt



〜箇条書き〜
いかに人間性を保つか。
アブハジアでは上映されていない。
ジョージアでは2013年に上映。
チェチェン語。
ED曲は、ジョージア人の歌で1990年時代にとてもはやった曲。
「いつか帰らん」という歌詞。
「イヴォ」は、家族はエストニアに帰っているが、息子の遺体を守るため、
息子が居るから残っている。
「みかん」はマルゴスと土地を結びつける。
ジョージア人にとって、アブハジはみかんの産地、
その記号として使われている。







去年見た、エストニアの「ケルトゥ」って映画も凄く良くて、
「タンジェリン」も凄く良かった。
その前に見た「聖トニの誘惑」も音楽とか凄く好みだったし、
エストニアの映画要チェックだな。
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